2019年12月22日(日)は
この日は何の日?
冬至冬至
二十四節気とは
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
二十四節気とは1年を24等分したものに、季節を当てはめたものです。
中国の戦国時代の頃作られました。
暦との関係が気になるところですが、旧暦の日付を決定する際に必要とされたようです。
二十四節気の定め方
現在二十四節気を定める方法は2種類存在します。
日本においては「定気法」という方法が取られています。
大まかに説明すると、太陽を基準に地球の軌道をたどると360度となりますが、
これを春分を基準に15度ごと24分割して季節を定める方法です。
詳しいことは、難しくなりますので、参考文献を御覧ください。
つまり、太陽と地球の位置関係から数学的に定められているのです。
参考文献:
こよみのページ
二十四節気の定め方|暦wiki|国立天文台
定気法|Wikipedia
冬至の基礎知識
冬至は二十四節気の一つです。
「もっとも昼の短い日」として知られている日です。
二十四節気が太陽と地球の位置関係で定められたものですから、
単純な季節感よりも、二十四節気の定義にふさわしい日とも言えます。
冬至についての大きな勘違い
注意しなければならないのは、
冬至はもっとも日の出が遅くて、日の入りがもっとも早い日「ではない」ということです。
日の出について言えば、冬至の約1週間前の方が遅くなっています。
このような現象は生じるのは、2つの原因によるものです。
- 太陽をまわる地球の軌道が楕円なため、空を見上げた時の太陽の移動速度は不均一になる。
- 地球の自転軸は太陽をまわる軌道面に対して傾いていることが、空を見上げた時の太陽の東西方向の移動速度に影響を与える
以上の影響を「均時差」という一言でまとめられるのですが、
非常に難解な内容です。
詳しく知りたい方は参考文献を御覧ください。
参考文献:
冬至は一年で一番日の出の遅い日か?…均時差の話
日の出・日の入りマップ
均時差が起こるわけ…|浅野太志の占い鑑定
昼が短いのに、なぜ最も寒い日にならないのか?
もうひとつ疑問に思うのは、
「昼が短い=日照時間が短い」のに、なぜ最も寒い日にならないのか?
ということです。
冬至は12月22日ごろですが、1月・2月の方が寒いですよね
実は、最も寒い日というのは、
太陽からの熱の蓄積分から地球の放熱分を差し引いた、
「熱の累積放熱分が最も多い日」を指すのです。
冬至の次の日も昼の時間は比較的短いですから、地球は熱を放出する≒さらに温度が下がる
その次の日も熱が放出される≒さらに温度が下がる…を繰り返して、どんどん冬らしくなるわけです。
そのうち日照時間が長くなり、熱の蓄積分が大きくなってきます。
すると、温度が上がって春めいていくというわけです。
参考文献:
冬至に一番暑くならない理由 | 永野数学塾塾長日記